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「やっぱりか…お前何処から来た?」
至近なせいで見える相手の顔は、色々と日本人離れしていた。
髪も、さっき見た金色だし…すっきりした顎のラインに形の良い鼻、まつげなんて男のくせに長いときた。
外国人なんかな?
その割に流暢な日本語だな…
「え、やっぱり?」
「ソレはいいから、どっから来たって聞いてるんだ」
何だコレ、会話が一方通行な気がします。
「あー…えっと…ご、ゴミ箱から」
最近のゴミ箱は、ブラックホールに直結してるんか
楽だな
男の手が私の頬から離れる。
「成功した!!フフ…ククハッハッハッハ!!」
何 こ の 人 ー ! ?
変態ですか!?
変態ですよね!?
ジーザス!!
男は『見たか!俺だってやれば…ッやればなぁ!』とか言って、一人壁と会話し始めてしまった。
もう、帰りたい。
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