非日常的な生活は突然に………

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現在の時刻は午前十時三十分。 龍太郎はいまだベッドの上で夢の中。                         言うなれば、遅刻確定といったところだ。 しかし、龍太郎は絶対に遅刻にならない理由があった。 それは……今日が学校の創立記念日で、休みだからだ。 特にすることも無く、暇を持て余している龍太郎は夢の中で、雪男のビルと闘っていた。 「クッ…さすがにやるな!!あそこでローリングソバットとはな。しかし、お前には負けたくないんだよ~!!」 「ウワッハッハッハッ~!!キサマモナカナカヤルデハナイカ!ダガ、カツノハワレダ!!」 「ぐわ~~~!?」 「ハッハッハ~!!ワレニカテルトデモオモッタカ?」 龍太郎は、負けた悔しさと圧倒的な力の差に、その場にうなだれるように膝をついた。 「トドメダ!!」 ビルの容赦ない攻撃。 鈍器のような拳が、龍太郎の顔に綺麗に入った。
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