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扉を開けてみて、龍太郎は、心臓が飛び出す位驚いた。
目の前には、二人の絶世の美少女が立っていたのだ。
一人は、身長は百六十位で、全体的にすらっとしているわりに、出るところは出ている。
その容姿は、大和撫子を連想させるような、美しさだ。
もう一人は、身長が百五十位という小ささで、思わず、守りたくなるような雰囲気を醸し出している。
容姿は美しいというよりは、可愛い、可愛らしいといった言葉がよく似合うだろう。
二人は、恐らく姉妹であろう。
背が高い方の姉に見える人物が、龍太郎に話しかけた。
「あなたが、榊龍太郎さんですね?」
龍太郎は、ややおっとりめの声に、自分に話しかけていることを忘れ、聞きほれてしまっていた。
「えっと……龍太郎さんですよね?」
「は、はいっ!そうですが!!」
彼女は、返事をしてくれない龍太郎に対して、少し不安になっていたようだったので、慌てて答えた。
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