小説を読むと、学力が少し上がる……らしい

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色々とごちゃごちゃやってると、注文した物が来た。 龍太郎はドリア、香奈はカルボナーラ、真珠はあさりスパゲティ、瑠璃はやはりオムライスだ。 また、それぞれドリンクバーも頼んだ。 「忙しくて、龍太郎さんとお昼が食べられなかったので~、今、楽しみましょ~!」 真珠も瑠璃も、いきなりの転校生で、しかも、超が付くぐらいの美人なので、昼休みにもなると、多くの人に囲まれ、質問責めにあってしまい、身動きが取れず、龍太郎の所には行けなかったのだ。 心なしか、瑠璃も少し残念そうにしていた。 「じゃ、挨拶は愛しの龍太郎ね!!」 「色々と言いたい事はあるが……まあ、食べてからでいいか!コホンッ、え~いただき……」 「いただきます!!」 「いただきます~」 「……いただきます」 「みんな、酷いや……グスッ」 龍太郎が挨拶しようとしたのに、言い終わる前にみんな一斉に挨拶しだした。 龍太郎、ドンマイ。
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