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「……あの机誰のなんだろうな」
いつの間にか決まりになった美砂との二人乗りにも大分慣れてきた。
「ねぇ大樹、もし本当に私の机だったらどうしたの?」
「……んー取り敢えず全員殴り倒すかな」
「そんなことしたら捕まっちゃうじゃない!」
「でもいじめた奴らは捕まらないだろ?なら、どこまででも殴るよ」
美砂を傷つけたならそれ相応の報復を受けさせる。
例え僕が悪者に成り下がろうと。
美砂は僕が守るよ。
昔から母さんばかり見ていた父さんより誰より僕が美砂に近いから。
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