Prologue
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『ハハハハハハ!!!』 二人の笑い声は部屋中に響き渡った。 他愛の無い会話をしながら、共に暮らす親のいない二人。 二人で支え合い、今日までを生きてきた。 二人とも雰囲気からして10から15歳程度で、茶髪と黒髪でそれぞれ見た目に差がある。 いつもと変わらない夜。 静けさを完璧に保っている夜の部屋に、 サァァァァァァッッ と、窓も開いていないのに、風が森を駆け抜けるような音が通う。
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