駆け抜けた女たち

遊び

弘子と別れた俺はしばらくの間、女と付き合う事をしなかった。友達と遊んでる時は平然としていたが、１人でいる時は酷く落ち込んでいた。
｢しばらくは女と付き合うのをやめよう。｣
自分の中で決めていた。
周りは俺に気を使って ｢女を紹介するよ。｣とか ｢ナンパしに行こうぜ。!｣とか 言ってくれてたが ｢いいよ。自分で付き合う人は見つけるから。｣と素っ気ない返事をするばかりだった。

友達がナンパしてきた女 家出少女、先輩の女、結婚式で出逢った女、いろんな女と寝たが、気持ちが動いた女は１人もいなかった…
ただ｢遊び｣の女たち、男の欲求を満たしてくれる、そんな風にしか見れなくなっていた自分がいた。

それからちょうど１年くらい経った時、(職場を変えていた)俺の中で
｢この人と結婚しよう!｣
そう思える女性と出逢う事になる。