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転職した会社は周りは畑と林に囲まれた静かな場所にあり小さいながらも3交替勤務と昼間の部所があった。俺は3交替勤務の部所に配属され 1週間ごとに変わる仕事に慣れ始めた頃、昼間の部所にいる女の子達と酒を呑みにいく事になった。あの時はたしか男が5、6人に女が4人くらいだったと思う。居酒屋で 盛り上がってきたみんなは「カラオケ カラオケ!」騒いでいる。体調があまりよくなかった俺は「帰るよ。体調悪くてだめだ。またさそってくれよ。」 そう言って帰ろうとした時、「私も帰る。」 と 席を立った女の子がいる。女の子達は「送ってもらえば?」 「でも悪いし。」 そんなやり取りを聞いていた俺は、「送って行こうか? 俺なら大丈夫だよ。」 そう言うと、「じゃー お願いします。すみません。」
俺 「気にしないで。じゃ 帰ろ。」
そう言ってその女の子を送って行く事になった。 俺「本当は帰りたくなかったけど、風邪気味で調子悪くてさー また今度みんなで遊ぼ。」
彼女 「そうですね。私も体調悪くて。でも楽しかったなー。」
そんな話しをしながら彼女を家まで送り届けた。
「ありがとうございます。おやすみなさい。」
「おやすみ。またね」
礼儀正しい彼女に少しだけ心が動いた。
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