プロポーズ

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どれくらい時間が経ったろうか? 話しに夢中ですっかり遅くなってしまった。 どれくらい呑んだろう… 俺 「大丈夫ですか?」 明菜「仲良くなったんだから、敬語はやめて。堅苦しいじゃない。(笑)」 俺「わかりまし… わかったよ(笑)」 明菜「その調子。ねぇー私もあなたの名前、呼び捨てにするわよ。(笑) いい? 康平。」 俺 「じゃー俺も。明菜って呼ぶよ。(笑)」 明菜 「ねぇ康平。今度ディズニーランドに遊びに行こうか?」 俺 「えっ?2人で?」 明菜 「違うわよ。(笑)みんなで行ったほうが面白いでしょ?(笑)」 俺「そ、そうだよな~ ハハ… 残念…」 明菜「えっ? どうして?」 俺 「俺は… 明菜と… 2人で 行きたかったから。」 明菜「……」 俺「正直、明菜をもっと知りたい。年下の…こんな俺で良ければ 付き合ってくれるかな?」 その時は酒の力が強く思わず そんな言葉を彼女にぶつけていた。明菜の困った顔は今でも忘れないでいる。 しばらく考えていた明菜は「今すぐ答えはだせないから少し時間をくれる? 」 明菜 「今日はもう、帰った方がいいわ。」 俺「わかった。返事、まってるよ。」 酔っ払って家に帰った俺は太陽が眩しくなるまで寝られなかったのを憶えている。
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