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自然と車の中にロマンチックな雰囲気が漂い始めると俺から話しをし始めた。
俺「あの… どうして 俺の事を… 」
弘子 「話しをしてて楽しいし、優しく感じられたから。」
彼女は頭が非常によかった。言葉の1つ1つが上品だ。
俺 「弘子さえよかったら付き合ってくれないかな?」俺はバカだからストレートな事しか言えない。
弘子 「私でよければ よろしくね。」
そう言ってニコッと笑った。
あまりにも可愛い顔とムードに負けたのか 俺は(初めてのデートだっていうのに) 彼女にキスをした。そこで止めれば良かったものの(俺はまだ女を知らなかった) 無謀にもカーセックスを試みた。余りにも興奮していたためどうしていいのか分からなかった…
あえなく惨敗だった。
彼女の中に入る事なく息子はお辞儀をしていた。そんな帰り道に 彼女は優しく俺の太ももの辺りに手をおくと 「今度は違う場所でね。初めてでしょ? 初めてで車の中は難しいかもね」
「おやすみなさい。またね」
そう彼女は言い残すと真っ赤な車で帰って行った。
初めてのデートは失敗だらけの夜となった。
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