第一話 開始早々・・・

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「いや、これは違うんだよ? いつも彼方ちゃんは忙しいからたまには息抜き?とかそんなのを考えてみたんだよ? それに私達のせいで学校を辞めたような状況だし、やっぱり思い出くらいプレゼントしたいなーとか思ったんだよ。 いや彼方ちゃん、そんな疑うような目をしないで、ね?微妙に怖いよ?私はいつもの彼方ちゃんの目が好きだから・・・ ごめんなさい真面目に話しますから手に力込めないでくださいませんか? 大丈夫だよ。彼方ちゃんが不在でも何とかなるように手配しておくからさ。数日くらい留守にしても全然大丈夫だから♪ え、魔界の理由?そこはほら、楽しそうだから♪それに私も、旅行とかしてみたいし。 それに、修学旅行先が魔界っていうのはかなり奇抜で面白そうじゃない?新しいビジネスチャンスはしっかりと活かさないとね♪ ・・・あの、彼方ちゃん? 何で鉛筆削りなんて用意してるのかな?削りカスとか少なそうだけど微妙に不安になるよ?あれ、何で未使用の鉛筆も用意してるの? しかも何で私の今の身長と箱の大きさを比べて頷いているの?いやまさかそこに入れたりなんて・・・ ごめんなさい勘弁してください出来心だったんです反省してるからそれは勘弁・・・」 とりあえず頭、冷やそっか。
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