最終章・くそったれ

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ドクンドクンと心臓が音をたてる。 気持ちが悪くなるぐらい、身体中に心音がはしる。 ドアノブに手をかけ、目をとじ、 よしっ開けるぞ! と思った瞬間、 後ろから声がした。 「おぅ、ワレひろしか?」 ワレ? 誰に言ってんだ。 しかもこのタイミングの悪さ。 あいつしかいない。 ゆっくりと振り返るとそこには 和久が立っていた。
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