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見つめる瞳のひたむきさ
真っ直ぐ前を見て
一歩一歩確実に前に進んで行く君が眩しくて
僕はいつも君を直視できないんだ
キュッと閉じられた口元や
一点を見つめて動かない視線
君の強さを見せ付けられるような気がして
思わず瞳を逸らしてしまう
でも 見ずにはいられない
君の瞳は揺らぐことがないから
前だけを見る君は綺麗だから
僕は君に惹きつけられてやまないんだ
その視線の先に居ることが出来たら
君の進む先が僕に向いていたなら
僕はどんなに幸せになれるだろう
暗い森の中に居る僕には
そう思う資格さえないのかもしれない
けれど
闇が光に恋焦がれてしまうのは
ある意味必然ではないのだろうか
今はまだ 口に出す資格の無い想い
だけどもし僕が君のように歩むことができたなら
その時は黙って僕の言うことに耳を傾けて欲しい
君が好きなんだ
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