遠い日

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「ありがとう」 女の子の声に少し照れながら振り向くと、そこには誰もいなかった。 僕の頬を汗が伝っていく。 その時僕が何を思ってたのか記憶にないけど、そのあとネコを土の中にしっかり埋めて、そこらにあった枝を立てたのを覚えている。
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