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「いや汚い子……おかぁはんうちこないな汚い子いりゃんせん」 「そんなことをお言いでないよあんたになら任せられるんだよ椿」 「…………」 真っ白に肌を塗りたくって化粧臭い それが俺が初めてしる女の戦場女郎だった 「とにかく頼んだよ椿」 「名は?」 「そういえばまだ決めてなかったねぇ……」 「わっちがつけてやりんしょ。お前は時雨」 「おれはそんな雨時になぞられとうないわ」 「がたがた文句言うんじゃないよ。あんたはココに売られた身。誰かに指図したいならココの一番になってからにしな」 一番最初の姐さんはきつい性格の人だった
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