生存競争

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不思議な事に修平も液体をたっぷり浴びているようだが、消える気配はない。 周りを見渡してみても、今この空間に存在しているのはコウタと修平だけのようだ。 不思議に思いながらも、コウタと修平は二人で仲良く門の向こう側を目指して走り出した。 「ハァ、ハァ、ハァ」 「おい修平大丈夫かよ、息があがってるぞ」 コウタは修平に呼び掛けた。しかし、 「ハァ、ハァ、ち、く、しょう、ハァ、ハァ」 そう言うだけだった。
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