17人が本棚に入れています
本棚に追加
不思議な事に修平も液体をたっぷり浴びているようだが、消える気配はない。
周りを見渡してみても、今この空間に存在しているのはコウタと修平だけのようだ。
不思議に思いながらも、コウタと修平は二人で仲良く門の向こう側を目指して走り出した。
「ハァ、ハァ、ハァ」
「おい修平大丈夫かよ、息があがってるぞ」
コウタは修平に呼び掛けた。しかし、
「ハァ、ハァ、ち、く、しょう、ハァ、ハァ」
そう言うだけだった。
最初のコメントを投稿しよう!