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しかし、激しい水圧に耐えきれなかったのか修平は縁を離してしまった。
とっさにコウタは修平の手を掴んだ。
コウタの右手が悲鳴をあげている。しかし、
(修平!!離すか!!離すかよ)
コウタは必死だった。
修平もまた、必死だった。
((生きたい!!!))
この時、二人の思いが一つになった。
その時、門が光を放った。
まるで二人を温かく迎えいれるかのように、コウタと修平は門に吸い込まれて行った・・・・・
吸い込まれながら、コウタと修平はある声を聞いたように思う。
『さて、大変なのはこれからだ。まったく異なる運命を持った二人の人生に、祝福あれ!!』
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