優秀

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『ん?あれは…』 ノイルは眼鏡の奥の深いスミレ色の瞳を細め、声のする先を確認すると、振り向いて親友のいる方に頭を向けた。 「おい、ルー…」 が。ルートはまだ自分の世界に入っている。 …ハァー。 ノイルは大きくため息をついた。そして、すっかり夢見る乙女になってしまった親友を目覚めさせる一言を放つ。 「あー。憧れのカヲ君だー!」 ボー読みで。
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