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「あれは…1つ下の学年の子だね。カヲと何か話してるみたいだ…」
「何話してんのかなぁー?聞こえないよ…もっと近づいてみよう!」
そう言うとルートは一人で前に進んで行った。
ガササッ
「あぁ!ルート!!邪魔しちゃダメだってばッッ!!」
ノイルの制止も空しく、ルートはちゃっかり特等席を陣取っていた。
もちろん身を潜めつつ。
『ハァー。ルートはこーゆう事に疎いからなぁ…こんな事ならもっとそーゆう話をして知識くらいはつけておくんだった…』
ノイルは、親友を『こーゆう事に鈍感な人物』に育ててしまった責任をちょっぴり感じつつ…
「ま。いっかぁーアレはアレで。面白いしっ」
所詮、他人事だ。
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