425人が本棚に入れています
本棚に追加
わざわざ聞こえるように言わなくても…
わかってますよー
「だから毎日こーやって努力してるんじゃないか…」
ボソリと呟く噂の落ちこぼれ少年ルートくんの足元には、書きかけの魔法陣。
バタバタバタ…
「あー!?まぁ~たこんな所にいたのかぁ!」
唐突にぶつけられる大きな声。
声の主は近寄りながら構わず話し続ける。
「もぉ~!!校内をものすごく探し回ったんだからなぁー!はぁ…疲れた…。今日はルートのおごりでいいよー」
最初のコメントを投稿しよう!