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「気にするな、尚輝の主張を尊重させただけだ」
あの後お父さんが個室に来て本格的に色々と話していた
家に帰るのか、それとも個室を使い続けるか…
「それにあの個室は尚輝の部屋みたいになってんだろ」
「ま…まあ…」
「今更家に帰っても尚輝が辛いだろ、今迄通り自由に使え」
お父さん……ありがとう…
車は中学の裏口付近に止まり僕は車から降りた
「後三分ぐらいしたら直哉が来るから一緒に職員室まで行け」
「…うん」
「学校が辛くなったら…何時でもいいから言えよ」
お父さんは車を発車させ学校から離れていく
(四年ぶりの学校…)
四年ぶりに踏みしめた学校の敷地
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