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「ゴメンひさ兄、遅れた」
「僕は大丈夫だから…」
「……ってか今の誰?ひさ兄の知り合い?」
「えっと…うん……まぁ一応」
「三年生かな…でも俺アイツの顔見たことねぇけど、他学年か?……ま、いっか職員室行くぞ!」
「え、あ!」
直哉は僕の右手を握ると走り出した
直哉の手は力強く僕の手を握ってて…少し痛かったけど僕も握り返して離れてしまわないように走っていた
こんなに走ったのは久しぶりだ…
「おー!君が尚輝か!!直哉からは聞いてるぞ!
宜しくな!!」
「これが俺等のクラスの担任だから」
「は…はぁ…どうも」
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