3.転校生来たる

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「記憶を操作しただけ、だから先公全員の頭には俺の嘘の情報が入ってる」 「…でも死神だから学校にわざわざ通う必要なんか無いんじゃ…」 「確かに俺は尚輝の鎖を緩めさせる…って事もあるかもしんないけど、本当は尚輝と一緒にいてぇんだよ。内緒で会ってたら尚輝が苦しむ思いしちまうだろうし……。だから死神の世界から儀躰を取り寄せた。朝一緒に居られなくてゴメンな、尚輝」 そういって稜さんは僕を抱き寄せてきた うわ…稜さん何だかいい匂いがする……香水かな… もう少しこうしていたい…かも 自然と僕の腕も稜さんを抱き返していた 「まだ他にも理由あるんだ」 「他の理由?」 稜さんは僕を抱くのを止めて目をジーっと見つめてくる 見つめられて僕の顔は紅くなってく……
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