3.転校生来たる

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「おー!あんたら若いねぇ抱き合うなんて青春青春!」 気付けば扉に吉崎先生が立っていた 片手には学級日誌とかを持っている 「吉崎先生…」 「しっかし尚輝もやるねぇ、もう転校生と仲良くなるなんて」 「アハハ……」 「瀧末もいい友達を持ったな」 「ええ。先生」 先生へ笑う稜さんはいつもの笑顔じゃなかった もっと紳士的な…爽やかで優秀な子がするような笑顔 その笑顔に僕の胸がドクン、と跳ねた 「さ、もうすぐ朝の会だ。皆へ挨拶しに行くよ」 「…はい」
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