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祖父は小さくうなずくと
祖父「…そうかぁ…
けどなぁ、優斗。
ここで一人で暮らすのは辛すぎやないかのぉ」
祖父の一言に俺の心は過敏に反応した
優斗「…………………」
何も答えられ無い俺に祖父は更に言葉を続けた
祖父「だから、短期間だけでもええから、我が家に来んか?」
祖父は真剣なまなざしで俺を見つめる
俺は大きくため息を吐くと
優斗「…分かったよ」
俺の根気負けだ
祖父は俺の言葉に嬉しそうに微笑んだ
祖父「そうと決まれば早速そのうっとおしい髪を切りに行くぞい」
そう言って祖父は俺を引っ張って外に出た
久し振りに浴びた太陽の光はとても心地良く涙が流れた…
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