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「いってきまぁす」
元気に声を掛けると家を出た
『ちょっと未知!!』
後ろから母が追いかけてきた。
「どーしたの?」
『これ!』
少し上がった息を整えながら
母はお弁当を差し出した。
「あ…今日はお弁当だったっけ」
『昨日頼んだから作ったのよ』
「そうでした…ありがとう」
母からお弁当を受け取ると
駅に向かって歩き出した。
『スカート短いんじゃないかしら…』
歩いている後ろから母の囁きが聞こえたが
無視して歩きはじむた
(聞こえてるつーの)
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