その③

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幼い頃の夢を見た。 クラスメイトが上級生に殴られて泣いている 俺は許せなくなり その上級生をぶん殴った。 相手はそのまま倒れ泣き崩れた ここでキメ台詞!! 『てやんでぃ!』 あぁ!言い忘れたが… 俺は阿呆である。 バリバリの関西弁使いだ! 東京の下町には行ったこともなく 江戸っ子では決してない! それはさておき… さっき殴った上級生の事でクラスメイトが 職員室に呼び出しを食らっている。 それを自分がしたと告げる為に乗り込む俺。 『たのもー』 ドアを開け放って言った しかし誰もいない… 何故ならそこは職員室ではなく 自分の教室 次が体育でよかった 赤っ恥をかく所だった。 俺は方向音痴だ! 普通に学校で迷子になる。 頭やばいんじゃ?と思うだろうが… ホントの事だ… 言動と行動でかなりの阿呆さを発揮しているが 頭はかなりイイ。 これでも全国模試は指の数に入る程に。 ただオチャメな可愛さがあるだけだと 自分に言い聞かせる。 それがポジティブの要因である… 職員室になんとか付き お叱りを受けようとしたが そこまで酷いお咎め無し。 クラスメイトも殴って来た俺を 感謝してくれた。 そんな事もあってか人を守ってやるという自己満足が 日に日に悦になるようになっていった。
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