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中学時代も恋、恋、恋。
なぜかモテた時代。人は人生で一度ピークがあるみたい。
中1・入学式早々、隣の小学校からきた番長、亮と喧嘩。
次の日『悪かった。ごめんな』と謝ってくれて、仲良くなり好きかもと思う。
野外活動の時、告白される。
『本当は入学式の前から気になってた。付き合って』
『うん』
と返事はしたけど、すでに気になる男子がいた。
名前もゼッケンでしか知らない。どんな子かすらわからない仁くん。やっぱり気になる。
次の日、亮に告白の返事を取り消させてと告げ、仁のいる5組にその足で行く。
『仁君を呼んで』
こっちに歩いてくる仁は『え?だれ?』って顔であたしを見てる。
とぼけた顔した彼に手紙を渡す。
『返事ちょうだいね』
それから休み時間は必ず5組。仁に『手紙見た?返事は?』と話す話す。
それから何日かして、電話番号を聞いて電話で話すようになる。
手紙の返事もくるようになった。
ここだと思った時、引く。
休み時間はおとなしく自分のクラスで友達とおしゃべり。5組のまえはスルー。目が合っても知らんぷり。
仁の友達に呼ばれて、行くと待ってましたの告白。
もちろんオッケーして付き合い始める。
毎日サッカー部が終わるのをかわいく待ちながら、逆方向の彼に送らせてた。
恐ろしい13才。
3ヶ月が過ぎた秋、2組の敦が気になり出した。
彼はすでにあたしのことを知っていた。
亮を振って、仁と別れて、学校ではすっかり『ひどい人』で通っていたから。
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