第三章

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そんな中でも、なんとなく気になりながら、ごまかしつづけていることがあった。 生理がない 相談した先輩に薬局に連れられ、検査薬を買う。 すぐに近くのコンビニのトイレでチェックする。 検査しなくても 結果はわかっていた。 向かう車の中、ずっと吐きながらいた。 コンビニの臭い。車の臭い。人の臭いに敏感で、最近タバコすら吸ってない。 吐き気で涙目になりながら、赤ちゃんのことを考えた。 明日すぐ病院に行こう。 今まで、産婦人科に、来たことがなかった。冷たい床をスリッパで歩く。 すでに病院の臭いがつらい。 小さい赤ちゃんを抱いている人、大きなお腹の人を見ていたら、しあわせな気持ちになった。 自分のお腹にも赤ちゃんがいる。
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