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「ふぅ…」
今日の勉強を午前中で終わらせ午後の予定を調べる。
「これから、大手企業相手の商談か…」
呟くと衣装ダンスから正装用のスーツを取り出すとパッパとそれに着替える。
「これで良いかな?」
ため息混じりに呟くとまたちょうどいいタイミングでドアがノックされた。
「なんだ…?」
「失礼致します。そろそろお時間でございます。」
「分かった」
メイドに連れられて客間へと通された。そこに居たのは体格の良いボディガードに取り囲まれて椅子に座って居る精悍な容姿をした20代後半の男だった。
男は葉の姿を確認すると席を立ち頭(コウベ)を垂れた。
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