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美穂「…え?」
顔をあげると、そこには優しい笑顔を向ける真理がいる。
真理「2人共振られちゃって、もちろん辛かったと思う。
だけど美穂に傷つけられたなんて、翔太も良も思ってないよ。」
美穂「なんで…」
なんでそんなことが言い切れるん?
そう言おうと思ったら、真理の言葉に遮られた。
真理「だって2人共笑ってたよ。
良は美穂が自分の口で断ってくれて、スッキリしたって…美穂を好きになれてよかったって、最後に言ってた。
翔太も、飲み会の前日の電話で、振られる可能性のほうが高いけど、後悔はしない。って笑って言ってた。
2人共、美穂が大好きだったんだよ。
そんな美穂が、1番好きな人と幸せになろうとしてんのに、恨むわけないでしょ?
翔太も良も、美穂が幸せになるのを願ってるはずだよ。
てか、そういう奴らでしょ☆あの2人は♪」
真理は笑って美穂を見つめた。
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