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隼人に出会えたから、私は自分のしていた過ちに気づいた。
そして後悔した。
隼人を好きになったから、過去を乗り越えようって、自分の気持ちと向き合おうって…そんな勇気を持てた。
それと同時に、罪を償おうとも思えた。
隼人にすべてを話したから、自分の中でけじめがつけられた。
そして隼人への愛を知った。
隼人に出会わなければ、私は取り返しのつかない傷を、誰かにつけていたかもしれない…。
いろんな面で私を変えてくれた人。
この人をずっと大切にしたい。
強くそう思える。
美穂はゆっくり背中に手を回し、優しく隼人を抱きしめる。
高鳴る心臓に震える手。
最高潮に緊張しているこの空間で、美穂は静かに口を開く。
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