第1章

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「なぁに言ってんだ。こんなボロい仕事はねぇ。男ならまだしも、16、7のねぇちゃんだぜ?」 「そこだ、ボス。あんた、変に思わないのか。この砂漠を、女が独りで、剣を3本も持ち歩く……」 「はぁ?」 まだ気付かない様子。いや、解ってよ。 ボスはあまり頭がよろしくないらしい。取り巻き連中は、会話を聞いて、事実に思い当たったらしく、ざわついている。
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