もみの木の下で

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 そして私は実感するの。  この仕事をあんなに誇りに思っている貴方。  貴方のお陰で、世界中の子供が幸せな気持ちになれる。  いつも優しい貴方も好きだけど、私は仕事にひたむきな貴方が好き。  まどろむ視界に光が差し込む。  そっと目を開けると、貴方がソリからこちらへやってきていた。  微笑みながら、四足で、優雅に。
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