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数学のみすず先生をいつの間にか心のどこかで惹かれていたのだ。。。。。。。片手に脇道に落ちていたカンビールを持ちながらけんじは並木道から離れたはぐれサクラの木のしたにもたれかかった。
ビールのアルコールで熱くなりほろ酔い気分で夜風がとても気持ちよかった。
「、、、限界だな」
その時、茂みの方から女性が一人近寄ってきた。
細い体の上に足が長くすらりとしている。
けんじは、頭の片隅で姉さんの記憶を重ね合わせた。しかし、そんなのはあり得ないと、気持ちを押し潰した。
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