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鈴は学校への道を、とぼとぼ歩きます。
…不意に、キャハハ、と楽しそうな笑い声が聞こえてきて、鈴は其方を振り向きました。
其処には小学校低学年位の歳の女の子二人が、笑いながら喋っていました。
__凄く幸せそうな笑顔。
…私も、ゆんちゃんが居たときは、あんな風に笑っていたのかなぁ…??
鈴は引っ越してきてから、なかなか新しい土地に馴染めずに今まで過ごしていました。
ゆんなみたいな親友は、今は側にはいません。
__やがて、その子達は笑顔で鈴の横を通り過ぎていきました。
「……………」
鈴は無言でその子達の後ろ姿を眺めながら、また前に視線を戻して歩きます。
……つまらない…。
こんな毎日、嫌だなぁ…。
…鈴が、そんなコトを考えていると。
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