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……何だか、何かが急に気になって、チラッと視線を横にやりました。
__視線の先には、家の近くに在る公園。
「……………」
鈴は、何かに惹きつけられるかの様に、その公園に入って行きました。
……普段なら、全く気にするコトのない、この公園へと。
__公園に入って、暫く無言で立ち尽くしながら、鈴は辺りを眺めていました。
公園の中には遊具や砂場が置かれています。
公園に人気は無く、夕方頃には子供達でいっぱいのこの小さな市民公園も、歩く度に砂の音が聞こえる程静かでした。
まるで、この公園だけ、世界から隔離されたかの様です。
立ち尽くしていた鈴は、ふと、ブランコの方へ眼を向けました。
……そして、ブランコの上に白い小さな物を見つけました。
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