第1話。

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……でも結局、家にも有りませんでした。 鈴は悲しくて悲しくて、堪らなく自分が嫌になりました。 鈴が気をつけていれば、みみちゃん居なくならなかったのに…。 鈴はその子に申し訳無い気持ちでいっぱいでした。 鈴のわるいこ。 …鈴なんか……、居なきゃ良かった。 まだ幼い鈴には、このコトはショックで仕方がありませんでした。 せっかくその子が初めてくれたたった一つの宝物…。 …鈴は、その日から毎日みみちゃんを探し続けました。 ……でも、見つかるコトは有りませんでした…。
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