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ここは美空市。今日から中学生だとはりきる春風 どれみ。見た目は立派な制服姿の赤いお団子が特長の女子中学生。
どれみ母「どれみ!いつまで着替えてるの?早くしないと遅刻するわよ。」2階の部屋にいるどれみに声をかけた。
ぽっぷ「お姉ちゃんが中学生なんて嘘みたい。まず学校まで辿り着けるかなぁ。」
父「まぁそう言うな。もうそんな年なんだなぁ。」なまいきなぽっぷの言葉を父は冷静に返事をした。
その頃どれみは着替えはとっくに済んでいた。小学校の卒業式で撮影した親友達ととった集合写真を見つめていた。
どれみ「みんな…私、頑張るね。魔法が無くても…一人じゃないもん。いってくるね。」一人で写真に話しかけるように呟いた。
母「どれみ!初日に遅刻だなんて承知しないわよ!」
どれみ「は~い。お母さん!いってきまぁす!」
どれみはそう言って玄関を飛び出すと急いで学校に向かって走る。でも今日だけは通学路とは違う道を通って行った。今は何にも使われていない思い出の詰ったMAHO堂に寄った。中に入るとホコリだらけなのに入った瞬間に気付く。
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