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どれみ「あれから一度も来てなかったなぁ。このままにしておくのってもったいないよねぇ…。」そう思いMAHO堂を後にしようとした時だった。誰もいないはずの部屋から¨カタッ゛と言う物音がした。しかし学校に行かないと遅刻してしまうからと帰りにもう一度寄る事にした。
学校へはなんとか間に合った。どれみの組は3組ある中の1年1組。教室に元気良く入ると、元美空第一小出身の小竹哲也がいた。小竹は幼稚園時代からの友人だ。
小竹「うゎぁ。どじみと一緒のクラスかよ。ああ俺って世界一不幸な中学生」どれみのまねをしながら言う。どじみとは小竹流のニックネームだ
どれみ「こ~た~けぇ~!」いつもの調子で挑発にのってしまい、一瞬にしてクラスの視線が集まる。もちろんどれみは顔を真っ赤にして自分の席を探す。となりの女の子がどれみに話しかける。
すみれ「ねぇねぇ。ウチの名前は峰村 すみれって言うの。よろしくね!」
そう。緑の髪の毛を後ろど一つしばりにしている少々小柄なこの元気バリバリな少女「峰村すみれ」であった。
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