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「ではカリムよ…。狩龍を始めるとしよう。期限は一ヶ月だ。一ヶ月のうちに…見事、龍を捕らえてみせよ!その間は、この城に戻ることは禁ずる……よいな?」
……はい?
すみませんが、もう一度言ってくれます?
「わかりました父上…」
いや、わかんねーよ!
「では行けぃ!」
…………Now Loading…………
また動けない……
もう突っ込みようがないよね……
ヒュン……!
慣れてくると、飛ぶのも気持ちいいもんだ。
今度はどこだ……?
……ここは…街… だな。
うん、街だ。
街では人々が歩き回っている…
しかし、どこかおかしい……
………!
人々は、一定の行動しかとっていなかった。
同じ方面に歩いていっては、戻ってきて、再び同じ方面に歩いていく。
どうなってんだこりゃ!?
ふと、足元に目をやると、黒い何かが落ちていた。
これは……
コントローラー……?
ゲーム機のコントローラーにそっくりなそれを拾い、俺は十字キーを押してみた。
うぉ!?
足が勝手に動く!?
俺が十字キーから手を離すと、足の動きは止まった。
どうなってんだ……
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