第1章 旅の始まり

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「ではカリムよ…。狩龍を始めるとしよう。期限は一ヶ月だ。一ヶ月のうちに…見事、龍を捕らえてみせよ!その間は、この城に戻ることは禁ずる……よいな?」 ……はい? すみませんが、もう一度言ってくれます? 「わかりました父上…」 いや、わかんねーよ! 「では行けぃ!」 …………Now Loading………… また動けない…… もう突っ込みようがないよね…… ヒュン……! 慣れてくると、飛ぶのも気持ちいいもんだ。 今度はどこだ……? ……ここは…街… だな。 うん、街だ。 街では人々が歩き回っている… しかし、どこかおかしい…… ………! 人々は、一定の行動しかとっていなかった。 同じ方面に歩いていっては、戻ってきて、再び同じ方面に歩いていく。 どうなってんだこりゃ!? ふと、足元に目をやると、黒い何かが落ちていた。 これは…… コントローラー……? ゲーム機のコントローラーにそっくりなそれを拾い、俺は十字キーを押してみた。 うぉ!? 足が勝手に動く!? 俺が十字キーから手を離すと、足の動きは止まった。 どうなってんだ……
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