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今度は△ボタンを押してみた。
すると目の前の空間に、何かが浮かび上がってきた。
所持品
魔法
必殺技
装備
ステータス
オプション
………?
何だコレ……?
所持品のとこが光っていて、俺は○ボタンを押してみた。
すると、目の前の空間が変わった。
狩龍剣
と書かれている。
確かに俺の所持品は、さっき偉そうなおっさんから無理矢理もらった剣しかない。
ここで、ようやく俺は理解してきた……
ここはゲームの世界で、主人公は俺ってことを……
何でこうなってしまったのかは、まるで見当がつかない。
だが、なってしまったものは仕方ない。
日常に飽き飽きしていた俺は、この状況を楽しんでいた。
平凡な夏休みなんて、くだらない日々だけだったはず……
それがこんなとこに巻き込まれるなんて……
人生、何が起きるかわからない
とは、よく言ったもんだ。
結構なゲーマーでもある俺は、即座に装備の画面にした。
武器の覧に狩龍剣を入れる。
すると、さっきもらった剣を、鞘ごと腰につけた。
たのしぃ~!!!
もう気分は最高潮だ。
魔法を選んでみた。
だが何も載っていなく、画面にはでっかく……
まだ何も習得していません。
と書かれていた。
なるほど……
レベル上げが必要のようだな……
この分だと、おそらく必殺技も何もないだろう。
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