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―12年後―…
朝の太陽が眩しくて気持ちいい光と癒される鳥のさえずり
『ん~…気持ちい♪』
部屋の窓を開けて大きく両手を広げ気持ち良さそうに背伸びをする少女…
彼女の名前は月海 梨杏(つきうみ りな)15歳。。。
少しクセッ毛なのか軽いウェーブがかかっていて、栗色の髪は、寝癖混じりに所々が左右に跳ねていた
『今日は、学校も休みだし♪図書館に行こ~っと』
梨杏は、三度の飯より童話が好きな女の子。。。
急いで支度をして下に降りていった
梨杏『お母さん、おはよう♪そして行ってきま~す』
『えっ?梨杏っ!どこ行くの??』
お母さんは、外で洗濯を干していたのか窓から顔だけ覗きこんだ
梨杏『図書館っ!!!!』
梨杏は、そう叫んで出掛けてしまったのだ
『まったく…梨杏もお婆ちゃんソックリになったわね~、勉強も、あのくらいに熱心になってもらいたいわ』
お母さんは、洗濯を干し終わるとサンダルを脱ぎ家の中に入り黒い仏壇の前に座った
チーン…
『どう思います?お婆ちゃん…』
お母さんは仏壇の前で手を合わせ、ニッコリ笑っている写真に話しかけた
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