現実を見る遠い目

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現実を見る遠い目

いつも泣いてばかりいた私は、昔からまつ毛が長く、目がぱっちりしていた。 小学校の頃は髪の毛を切るのが嫌で、ずっと伸ばしていたら、クセのないストレートな髪の毛はクラス1位だった。 中学でも伸ばしてた。スポーツが好きだから、外の運動部に入った。でも、些細な事がきっかけとなり、私はすぐ泣くクセをつけてしまった。 そのせいで、からかわれていたのか、いじめられていたのか…。それさえもわからなかったが、部活の仲間に「泣いてばかりだからまつ毛が長いんだよ」と言われたことが、今でも頭に残ってる…。 そんな弱気で強気な私を全て受け入れてくれたのは、高校で出会った、同じクラスの、ある女子生徒だった。
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