家族という仲間

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ある終春。 学園家族が作られた。 と言っても、クラス全体とかの大掛かりなものではなく、かと言って、本物の家族ではない。所謂、「私たちの理想を形づくられた家族」なのだ。 「家族の愛情を求めるが故に作った」と言っても過言ではない。 私たち『家族』は、色々な『今までとこれから』を持っていた。それらの境遇と共感により『学園家族』はつくられた。 それは単なる自己満足かもしれない…。かといって、本当の『愛』を知らない私たちは、その環境を要した。 心の空いている部分に、保護として作られた感情を無理やり流し込み、埋める。そして、自分自身で固めるのだ。 多々ある出来事を乗り越え、成長していく私たちを、末永くご愛読ください。
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