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頭が痛い、首が痛い…
一体私はどうなってしまうのか。
ずっと微熱が続いた。
当然のことだが、頭を冷やす。
ナースが持ってきたのは、アイスノンではなく氷が沢山入った洗面器。
何に使うのだろう…と思っていたら、なんとその洗面器でタオルをぬらし絞る。
そして、そのまま私の頭へ乗せられた。
え…いつの時代の頭の冷やし方なんだ?
当然のことだが、動けない私はこの病院の今いる救急部屋しか知らない。
しかし、見舞いに来た両親からは『凄いよ、まるで街みたいな病院だよ!』と興奮気味に満喫しているようだった。
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