頸髄損傷

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【排尿】 筋肉が動かせないため、自分のコントロールで排便排尿ができない。 これはリハビリしても治らない。 私が救急車から運ばれ、最初にされた謎の処置。あれは尿道にカテーテルをさしこまれたのだ。 常に垂れ流し状態で集尿パックで尿を蓄めている、これを留置と呼ぶ。 リハビリが進むと、導尿(どうにょう)になる。自分で陰部を鏡で見ながら、尿道にカテーテルを差し排尿する。 男性は簡単なのだが、女性は穴が三つもある為、間違いやすく大変な作業になる。 導尿は、留置とちがい尿の垂れ流しでない分、膀胱に尿を貯めれるので収縮をふせげ、また尿砂や石が出来にくいという点がよいのだが、カテーテルを尿道に差し込む際に、消毒を怠ると膀胱炎になってしまい高熱に悩まされることになる。 三時間おきを目安に排尿、なので夜中も起きなくてはいけない事が多く、おもらし防止の為、取水制限が出来る。 もう昔の様に飲みたいだけ飲むことは出来ない。image=47333207.jpg
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