序章

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八年前、ある王国が滅んだ。  その国は、豊かで格差などもなく国王は国民から愛されていた。 その為、他の国からの移民も少なくなかった。  しかし、そんな国民にも愛されていた国は一夜にして滅んだ。  突如、謎の軍団の襲撃を受けたのだ。 急なことで王国はなす術もなく壊滅した。  王宮内部も乱れ、裏切り者が多数いたようだったが定かではない。  王は民衆の前で処刑、多くの使用人たちも殺された。  それは一部の革命家によるものと思われていた。  しかし謎の軍団を率いていたのは当時15歳の少年だった。  その時、少年はこう言ったという。 「…脆い。世界を作り直さなくてはなりませんね」  この少年は王国を破壊した後、数人の人間を率いて姿を眩ました。  支持者を失ったこの国は腐敗し、王の座を力のある者が奪うようになっていった。 そして辛くも王国を脱した王子、アニスは記憶を失っていた。 謎の襲撃から七年後、何も知らぬままとある組織に入った。 それから一年後・・・
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