初めに…

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自分は、現在27歳、そこいらにいる人間となんら変わりはない、ごく一般の普通の男や。 普通に仕事をこなし、普通の暮らしをしとる。 これを読んでいる、読者と同じや。 ただ違っとるのは、民族派団体…一般的に言う、『右翼』と呼ばれる団体に所属し、民族運動家として活動している事くらいや。 『右翼』と言えば、皆さんエエ印象を抱いとらんと言うのが、正直な所。 それは否定はせん。 正直、自分も、『怖い』だとか、『何をしとるんかわからん』などという思いがあった時期もあった。 そんな自分が、何故、右翼団体に所属し、民族運動をしとるのか… まずそこから話を始めようと思う。 ―時は、小学校三年生まで遡る。 自分の生まれは北海道。 4歳の時に、父親の転勤により、愛知にやってきた。 そして、小学校三年生の夏休み、初めて家族で里帰りをしたんや。 祖父母や、親戚のほとんどが北海道におるからや。 この里帰りが、俺が民族運動に関わる…いや、愛國心を目覚めさせるきっかけになった。
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