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その後はキャンプどころではなかった。
黄蓋の爆弾で瀕死状態になった太史慈と、腰を痛めた孫堅。
二人の治療をする為、
一行は城へと戻ったのである。
勿論、キャンプファイヤーは
中止になってしまった。
陸遜「…チッ、余計な事を…」
キャンプファイヤーが中止になったので、陸遜は不機嫌だった。
呂蒙「そう怒るな、陸遜」
呂蒙が陸遜を宥めるが…
陸遜「怒りますよ!キャンプファイヤーが楽しみでキャンプを提案したんですから!」
呂蒙「え…キャンプで絆を深める為に提案したんじゃ…」
陸遜「そんなものは本音とたてまえのたてまえですよ!本音はキャンプファイヤーです!」
呂蒙「お前…」
陸遜「…仕方ありません。甘寧殿の部屋にでも火矢を放ってきましょう」
呂蒙「ちょっと待て!それは駄目だ!」
陸遜「大丈夫ですよ。あの人は死んでも死にませんから」
呂蒙「いや、そういう問題では…そうだ!これをやろう!」
呂蒙はそういうと、
マッチを陸遜に渡した。
陸遜「…仕方ありませんね。今回はマッチに免じてやめましょう」
呂蒙「(マッチか…)あぁ…そうしてくれ…」
こうして呂蒙は、甘寧を守った
その頃―――…
小喬「そういえば尚香ちゃん、何で武器振り回したの?」
小喬が聞いた。
尚香「あ、あれ?あれは…黄蓋さんが投げた爆弾で焦げた紐が髪の毛に見えたからで…」
小喬「へぇ~…そうだったんだぁ♪」
小喬と尚香が楽しく会話している横で大喬は…
大喬「(紐が焦げたからって髪の毛に見えるかしら?)」
と、一人考えていた。
―完―
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